今Twitterなどで話題になっている『自動で線画を着色するWEBアプリ』。
ソースコードが公開されているので、オフライン環境でも動かすことが出来ます!
そこで、本記事ではWindows環境でPaintsChainerを動かす方法を紹介します!
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※もっと簡単に導入できるかもしれない方法を追記
PaintsChainerの動作に必要なもの
下記のものが必要ですので、ダウンロード&イン
ストールを行ってください。下に説明もあるのでご覧ください。
- PaintsChainer
- 学習済みモデル
- Python (3.*)
- Anaconda
PaintsChainerのダウンロード方法
Clone or download→Download ZIPからダウンロード
学習済みモデルのダウンロード方法
- liner_f
- unet_128_standard
- unet_512_standard
上記3つをクリックするとダウンロードが始まります。
Pythonのダウンロード方法
ナビゲーションからDownloadsにマウスを重ねると表示されるので、そこからダウンロード。ここでポイントなのは Python 3.*をダウンロードすること。
ダウンロードし、起動しインストールする。インストールはボタンを押すだけなので、困ることは無いかと思います。
Anacondaのダウンロード方法
OSのバージョンに従って選択します。(32-BIT/64-BIT)
調べる方法は、コントロール パネル→システムとセキュリティ→システムの「システムの種類」を見る。
こちらもインストールは簡単ですので説明は割愛
PaintsChainer内に学習済みモデルを設置
解凍して出てきた「PaintsChainer-master」フォルダ→「cgi-bin」→「paint_x2_unet」ここに『models』フォルダを新規作成します。
そして、そこに学習済みモデルである3つのファイル(unet_***_standardとliner_f)を入れます。
↓こうなればOK( liner_f も入れてください)
必要なものをさらにインストール
ここからの作業は上記のものをインストールしたあとに行います。
①コマンドプロンプトを開きます。
Ctrl + Rを押し「cmd」と入力してエンターキー。
②下記のコマンドを1行づつ入力してエンターキー。
pip install chainer
conda install opencv
※3行目でエラーが出る場合————————————
conda install opencvで下記画像のようなエラー(PackageNotFoundError)が出る場合があります。その場合は下記の対処法
代わりに下記を入力してみてください。
相変わらず出るような場合は下記の手順で行います。
スタートから「anaconda」と入力し、「Anaconda Prompt」を起動。起動後、下記のコマンドを実行。
Proceed ([y]/n)? と出たら yを入力してエンターキー。
※3行目でエラーが出る場合————————————
準備はコレで終わりです。お疲れ様です。続けて起動に移ります。
PaintsChainerを起動させる
『PaintsChainer-master』フォルダを開いた画面で、アドレスバーに『cmd』と入力しエンターキー。
するとコマンドプロンプトが立ち上がります。
そこで、下記のコマンドを入力しエンターキーを押します。
python server.py -g -1
下記のような表示が出れば起動成功です。ブラウザで http://localhost:8000/static/ にアクセスしてPaintsChainerを楽しみましょう。
GPU: -1
start
load model
serving at localhost : 8000
下記のような表示が出た場合は、パソコンを再起動させましょう。
‘python’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
PaintsChainerを終了する場合は、コマンドプロンプトで「Ctrl + C」を押します。
PaintsChainerの使い方
1,線画を選択して下さい(画像選択)
(gifと透過情報を含むpngファイルはサポートされていません)2,選択すると自動で着色が始まります。色を変えたい時はパレットから色を選択して線画上にヒントを書き込みましょう
3,塗りなおす時は「着色」ボタンを押して下さい
公式サイトより
スペシャルサンクス
以上です。使い方などは、作者の投稿などを参考にしてみてください。
また、当記事は、この記事を参考にさせていただきました。

追記:もっと簡単!WクリックだけでPaintsChainerをローカル環境で使う方法(Windows)
海外の人がPaintsChainerを
windows用にexe化して手軽に導入出来るようにしたようですよ。記事のネタになるかな?
— 背景屋(無料背景素材をいっぱい配布中) (@haikeiya1) 2017年3月17日
ネタ提供ありがとうございます!
PaintsChainerをexeで動かせるものを公開されていました。
先に言っておくと、私は動かせてません…。
ダウンロードは上記で紹介した方法と同じです。
https://github.com/abbychau/PaintsChainer/
解凍すると「exe.win-amd64-3.5」というフォルダが出てきます。
この中にある「server.exe」を起動するだけです。
あとは同じく、 http://localhost:8000/ にアクセスするだけです。
※現在色々試してます。
恐らく必要なプログラムが無いので正常に動作していません。
Requirement
If not specified, versions are assumed to be recent LTS version.
A Nvidia graphic card supporting cuDNN i.e. compute capability >= 3.0 (See https://developer.nvidia.com/cuda-gpus)
Linux: gcc/ g++ 4.8
Windows: “Microsoft Visual C++ Build Tools 2015” (NOT “Microsoft Visual Studio Community 2015”)
Python 3 (3.5 recommended) ( Python 2.7 needs modifying web host (at least) )
Numpy
openCV “cv2” (Python 3 support possible, see installation guide)
Chainer
CUDA / cuDNN (If you use GPU)
また追記します。
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